じゃあ…今夜だけの特別って事にしておくよ｡其なら構わないよね?…多分まだまだ甘やかしてると言われるだろうけど｡(くす､)

　私にとって､教官にお会い出来るだけでご褒美なんです｡(ごにょ､)…それか私にだけに"にゃんにゃん"ってしてくれても良いんですけど…｡(真剣､)

　其だけで御褒美とか愛弟子も基準甘いんじゃない…?(頭撫で､)…あれはハイテンションの時じゃないと中々恥ずかしいやつだぞ…｡(微赤面､)

　……おっしゃる通り､です…｡(かあ､)わあ､教官も恥ずかしいとか思うんですね…!｡(にこにこ♡｡)

　……お互いに甘々な関係性だね｡そういう愛弟子も大好きだけどね｡(ぼそ､)そりゃオレも照れる事はあるさ…って何処か嬉しそうにしてないかい?(ちら､)

　で､でも本当になんというか…エルガドに行く事になってからそう痛感したと言いますか…｡(ぽそ､)照れてる教官って珍しいので､可愛くて…｡(じい､)

　ああ､中々逢えない日とかも出てくる訳だからね｡(額擦り合い､)オレも可愛い要素があったのか…でも愛弟子の可愛さには負けるけどね｡(視線合わせ､)

　〜…教官がエルガドに来てくれたお陰で干からびずに済みました｡(すり､)──…?｡教官は可愛い要素"しか"無いと思います｡(真顔､)

　…実はさ､オレも愛弟子に会いたくなってエルガドに来たんだよね｡(背中擦り､)──嘘だ､流石に其は無いでしょ｡(じぃ､)

　はい､それは知ってますよ｡…あの時､すっごく嬉しかったです｡(ふふ､)…逆に聞きたいんですけど､無自覚なんですか?｡(じと､)

　オレを見るや嬉しそうに笑顔で寄ってきたもんね｡(ふふ､)…多分無自覚なのかも知れない､オレ自身可愛いつもりは無いんだよ｡(頚振り､)

　あの時は心細かったですし､暫くは教官にもお会い出来ないと思っていたので…｡(ごにょ､)とにかく教官は可愛いんです､一番弟子の私が言うんですから間違いありません｡──…すみません､眠気が凄くて…｡遅くまで付き合って頂いてありがとうございました｡(ぺこ､)教官もゆっくり休んでくださいね､おやすみなさい｡

　…返事する前に寝てしまってすまない…｡また愛弟子に会える日を楽しみにしてるね｡

　射撃訓練場に変なものが落ちてたんだけど､何なのかしら…?｡それに最近､ロビーに居る時に変な気配がするのよ｡──…き､気のせいよね｡

　〜…未だにあの日の事を思い出して怖くなる時があるの､おかしいわよね｡──…ねえ､レネイ｡またあの時みたいに私の事､何処かへ連れて行って…?｡