キャラなりきり板

わ〜！見てくれてありがとう〜！
今回はちょっと望み薄だけど、伊黒さんか煉獄さん、創作隊士の男の子を募集したいと思ってます！
提供も私だけ…だって！伊黒さんが他の女の子と触れ合ってるのは嫌だもん！
設定はifで贋作終了後も何とか生きてた私達。告白しあって一緒に過ごし始めたところから始めたいなぁ…。
それじゃあ需要はないかもしれないけど待ってるね！

満月？………ああ、本当だ。俺一人じゃ月を見上げることなんてないから、甘露寺に言われなければ気付かなかった。(不思議そうに首を傾げながら招かれるが侭隣に腰掛け共に空を見上げた後こっそりと相手の横顔を眺めて)………綺麗だな。

でしょ？月見団子も急いで拵えたの！食べて食べて！(朗らかな笑みを浮かべながらゆらゆらと脚を揺らすと思い出したかの様に山積みになった団子を取り出し一つ手に取ると屈託なく笑いながら相手の口元へと持って行き)

　
急拵えにしては量が多い気がする、が……、…ん。(当然の如く持ち出された団子の量に言及しつつ相手らしいと包帯の下で僅かに微笑み、不意に口元へ差し出されたその一つに暫し躊躇いを見せるもほんの隙間だけ作るように指を引っ掛けて包帯をずらすとその侭一口ぱくり、と咥内へ)

…っあ……！…えっと、美味しい？(指先が少しだけ彼の唇に触れるとその柔らかさとほんの少し触れた吐息に胸をときめかせ、頬を紅潮させた儘緩く首を傾げて相手の反応を伺い)

……ん。美味い。(包帯戻して口元を隠すと咥内満ちる甘味をゆっくりと咀嚼し飲み込むと共に感想ぽつり、僅かな思案の後山積みの団子から一つを摘み取ると同様に相手の口元へ運び)……甘露寺も、

え、ええっ…！私は、…あー、うー、…っいただきますっ！(相手の指に摘まれたそれにさらに耳で赤くなりまるで恋人の様なふれあいに一人胸がはち切れん程のときめきを抱え、然し断るのも乙女心が許さずぎゅうっと目を瞑って息を飲んで喰らい付くと距離感を間違えて相手の指先まで口の中に含み)

ああ、とは言え君が作ったものだが……っな、…かんろ、じ…っ(先にされた事を真似ただけにも関わらず初々しく顔色を変える相手の様子微笑ましく見守るのも束の間、指先に触れた柔い感触の正体を理解した瞬間相手と同じ程顔に熱が集まるのを感じつつも隠す余裕無く指すら差し出した侭ぴたりと動きを止め)

ご、ごめんなさい伊黒さん！ちょっと歯あたっちゃったね…(慌てて口を離しワタワタと慌てながらも口に含んだ団子を飲み込んで少し特別な味がするそれに胸を高鳴らせ、相手の手をそっと掬い上げると自分の歯が当たった場所を猫が毛繕いする様に優しく舐め上げ)どう…？痛くない…？

いや、っ…大丈夫だ。別に痛くなかった。だから、そんなことはしなくていい。(動揺と羞恥心入り乱れる内心を悟られぬよう平静を取り戻そうと試みるのを阻止するかの様に尚も指先へ触れる柔らかい熱と感触に慌てて相手の咥内から逃げるように手を引き、掌で口元をやんわりと覆い制止し)

そっか、良かったぁ…柱が柱を怪我させたーなんてバレたら恥ずかしいもものね。(安堵した様にとろりと笑うと屈めていた身を起こし再び月を見上げながら片手は団子を美味しそうに摘んで静かに流れていく時間に心地よさを覚えて思い出したかの様に話題を振り)そう言えば…伊黒さんはどうしてこんな時間まで起きてたの？

怪我、とは別の衝撃は喰らった気がするが……まあいい。(思わず口走った一言は漸く心情が落ち着いてきた手前それ以上追及する事も憚られそのまま言葉を濁し、集った熱を逃がすようにゆっくりと呼吸吐き出しながら相手の質問に答えて)…一度眠ったが目が覚めて、眠り直せず外に出たら甘露寺が居たから。…その、気になって。

眠り直せなかったの…？それはいけないわ伊黒さん！(お互いの間に置いていた月見団子を一度横に避け相手の肩を掴むと流石の腕力で引き倒し自身の太腿の上に頭が乗る様に寝かせ長い桃色の髪で頬を擽りながら優しい笑顔で覗き込み)休むのも立派なお仕事の一つ。此処で月を見ながらゆっくり休んで？

っ…！はは、…敵わないな。確かに上手く眠れなくて困っていたが、…こうして甘露寺に会えたから結果的には起きていて良かった。(不意を突かれれば抵抗出来ない腕力で太腿へ導かれると今度はその心地良さにじわりと忍び寄る眠気も相俟って身動きが取れず、大人しくその場に収まってぼんやりと上を見上げては緩りと伸ばした隻手で相手の頬に触れ、ゆっくりと撫でて)……月を、見なければ駄目か。

ふふふっ、私も夜更かししてたから伊黒さんに会えてよかった。(くしゃりと屈託のない笑顔で相手を見詰め、ざんばらに切られた髪を優しく指で梳く様に撫でて寝かしつけようとするが不意に頬に触れられ次いだ言葉に胸の高鳴りが抑えられずしばしわなわなと唇を戦慄かせるもそろりと掌を重ねて)…伊黒さんが見たいものを、見てていいよ。

……じゃあ、甘露寺を見てる。俺にとっては月よりも綺麗で…ずっと見ていられる、から。(優しく髪を撫でる手付きにどんどんと気が緩み、更には次第に増すばかりの眠気に促される様に素直な告白をぽつりぽつりと並べ、暫し真っ直ぐに相手の瞳を見詰め続けるも自身の意に反して重たくなる瞼に抗えず重なった互いの手を絡めながら自身の胸元へ落としては限界を迎えた双眸もゆっくりと伏せて)…甘露寺は夜更かししすぎだ。本当は先に眠るつもりじゃ無かったのに。…すまない、でも君のおかげで今度はよく眠れそうだ。……おやすみ、甘露寺。