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　───〜｡( 木に凭れる様に身体を授け魔導書手にした侭うとうと｡ )

　──────｡( 木陰の下で静かに魔導書を熟読｡ )

　勝手に出てきちゃったからね｡今頃ざまあみろって思ってるだろうな､ハイター｡( )

　───終わったよ､ヒンメル｡( 清掃終了と共に魔法の杖をトンと地に付けては見上げ"…そうだ｡忘れるところだった｡"言えば彼の好きな花である蒼月草の花冠を頭の上に飾ってはこれで良しと言わんばかりの表情で むふー｡ )

　二度寝しようと思ったのにな｡( 宿屋に戻る途中､再び別の街人に声を掛けられては足止めを喰らい｡依頼はこれまでに何度も見てきた銅像の清掃｡ )───あれだけ待たされてやっと作り上げた銅像だったのにね｡いつの間にか錆だらけだ｡

　…終わった｡( 魔物達を一掃､塵と化していく様子を眺め一言｡ )…宿に戻って二度寝しよ｡(´⌯ ̫ ⌯`)

　…うぅ､眠い｡( 勇者一行の魔法使いと知るや否や街の住民達が次々と順に押し掛け､今朝は畑を荒らす魔物退治｡報酬は魔導書だった為喜んで引き受けたものの中々起きられず女商人に叩き起こされるわ無理矢理手を引かれて現在｡寝惚け半分の侭ふらふらと体勢を保ち乍魔法の杖を取り出し気配を読んで｡ )

　───ん〜…｡( 余りの寝相の悪さに寝台から滑り落ち｡ )

　今日で6月も終わりか｡本当にあっという間だったね｡……さてと､｡困ったな｡眠いけど寝付けない｡…魔導書でも読むか｡( 掛け布に包まった侭手許に魔導書を開いて｡ )

　───遅かった､｡( 宿に着くなり掛け布に包まりかたかたと震え｡ )

　そろそろ宿に戻ろうか｡…湯冷めしちゃう｡(´⌯﹏⌯`)

　此処に居るのが私じゃなくてヒンメルだったら周りに人がいっぱい集まるんだろうね｡( 湯上がりに街を一望出来る見晴らしの良い場所にふと足を止めて｡未だ乾き切っていない髪を夜風に靡かせ乍その景色を瞳に映し何処か寂しく儚げな表情で勇者の名を口にして｡ )…どんなに美しいものでも一人で見るとこんなに味気無いんだ｡知らなかった｡…一人が当たり前だった頃はなんとも思わなかったのにな｡皆には感謝しないとね｡

　はー…染みる…｡( 湯船に浸かり乍まったりとしたしょぼん顔晒し｡ )

　へえ｡この街には温泉あるんだ､これは入るしかないね｡( レストランから宿屋に向かう途中で見付けた温泉湯屋｡思わず足を止めては むふー､羽を伸ばす気満々な様子で笑み浮かべ｡ )───どのくらい滞在しようかな｡( )

　…ふう｡お腹いっぱい｡…美味しかった｡街の人達のお勧めってだけの事はあるね｡( 山盛りのステーキを平らげ､汚れた口許を紙ナプキンで拭き取り｡ )

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