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　───眠い｡( 昨日に引き続き海岸清掃｡次第に陽射しが強くなる一方余計に瞳をしょぼしょぼとさせ乍感覚で魔法の杖を動かし｡ )

　───､う〜ん…ヒンメル…｡( 盛大な寝相繰り広げつつ無意識に寝言で勇者の名を口にして｡ )それいつまで掛かるの…｡( )

　───そう｡じゃあ大人の仲間入りだね｡偉いぞ､フェルン｡( いつの間にか伸びた貴女の身長に合わせ片手を伸ばし頭に触れてはそっと撫でて遣り"…それでこそ私の弟子だ｡"付け足し｡ )…支援､ありがとうね｡

　‥フリーレン様｡また夜更かしですか｡魔法史はあの後寝る前に読みましたよ｡もうお姉さんなんだから｡( むすぅ｡ / ※ 支援 ↑↓ )

　やっぱりあの時読み聞かせてあげるべきだったかな｡でも子供じゃないって言われてしまったからには仕方がないよね｡(´⌯ ̫ ⌯`)

　────フェルン､いい加減魔法史の本読んだかな｡

　今日は一日あっという間だったな｡…疲れた､｡( 宿部屋の寝台へと ぼふ､倒れ込み身体を癒やし｡ )…暑いからかき氷でも食べたいね｡ほら､ハイター出番だよ｡( )

　ハンバーガー美味しかった｡( 満足そうにお腹を撫でつつ清掃現場に戻っていき｡ )

　よし｡一旦此処までにしておこうか｡まだまだだけどね｡…お昼何食べようかな｡───ねぇ､この辺におすすめの店ってある？｡( 海岸沿いを暫く歩き街中に戻れば昼食場所を求めて商人に尋ね｡ )

　少し休憩｡ぶっ続けは早いけど身が持たないからね｡( 海外付近に打ち上げられた船にちょこんと腰掛け清掃途中の海を遠目で見詰め｡ふと空いてしまった心の穴に気が付いては胸の辺りに片手を置いて｡ )自分から去ったのはずなのにこの辺がずっとすかすかだ｡…この気持ちはなんだろう｡けれども気付いたところで離れた後じゃもう遅いよね｡( 初めての気持ちに困惑しつつも正体分からぬ侭想いに更け｡ )

　うぅ…眠い…｡( 街の住民にほぼ強制的に起こされ元より依頼されていた海岸清掃へ｡しょぼしょぼとした表情で未だ開ききれない瞳の侭魔法の杖を動かしゆっくりであり乍も少しずつがらくたを運んで｡ )一人だと気が遠くなるね｡寒くないだけまだマシか｡( )

　そろそろ宿に戻ろうか｡…と､その前に｡( 魔法の杖を翳し得意気に無数の光を飛ばし｡ )…これはね｡"高確率で良い夢を見る魔法"だよ｡…皆だって夢くらい良い思いしたいでしょ｡( )此処には世話になっているからね｡私からの些細なプレゼントだよ｡( むふー｡ )

　───外は外で湿度が凄いね｡…何か冷たい飲み物でも持ってくるんだったな｡( 河原付近まで歩みを進めては一旦足を止め近場の岩に腰掛け｡川の流れ共に来る風は心地良く涼しげであるもののじっとりとした湿気にじわり額に汗滲ませ乍喉の渇きを訴え｡ )

　────暑い｡…外の方が案外涼しかったりして｡( 宿部屋内の暑さに耐え切れず手にしていた魔導書を一旦寝台に置き､気分転換に外へ｡魔法の杖先の光で次第に暗く見え辛くなっていく足許を照らし乍夜道を進んで｡ )

　───私はヒンメルやハイターともう一度逢う為に一人でもオレオールを目指すよ｡…ごめん｡独り言でも此処では"あげすぎ"ってヤツになっちゃうんだろうね｡少し大人しくしておくよ｡( なんて言えば静かに魔導書を開き｡ )

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