……本当愛おしい愛弟子だな､でも本当は直にして貰いたかったけど…｡(何とか一本取りほっとしていれば布越しの口付け受け目ぱちくり瞬きし､御返しされたの分かればやられたと思いながらも布下ろし唇見せながら告げ再度戻し､)

　──こんな遅くまでありがとう愛弟子｡確りと御部屋まで送るから安心しながら眠りについて構わないよ｡(こく､)おやすみ､また来るよゆっくり休むんだよ｡

　うう､〜……私が教官に幻滅するなんて､有り得ません｡(にんまりと笑う顔が眩しく一気に立場逆転､やられたと言わんばかりの表情浮かべつつ彼の背中に緩く腕回して｡数秒後､離れて行く師に向けてきっぱりと宣言すれば軽く背伸びをしてちゅむ…♡口布越しに口付け｡)……お返し､です｡

　／すみません､眠気が限界で…｡教官､里まで連れて帰ってください…｡(目ごし､)──…おやすみなさい､教官もゆっくり休めますように｡

　ちょこっと狡いけど愛弟子に勝つには此しか無いんだよ｡(案の定身体硬直させ照れを見せる彼女ににんまりとしてやったりの笑顔見せ､そのまま身体抱き締めれば背中ゆっくり撫でた後解放してあげ､)…こんな事してたら愛弟子に幻滅されちゃうかも知れないなぁ｡

　すみません､かわいく…〜っ…て｡(普段から感情表現はストレート､大の大人とは思えない程の高いテンションを維持する彼の姿を日常的に見ていれば珍しい姿につい笑みが零れ｡悪気は無いのだと付け足した次の瞬間､突如距離を詰められてはびくう､肩を揺らして身体を硬直させ｡)な､…ッ｡ち､近いです…!｡

　う…今回は愛弟子に負けてる…｡(満足気に微笑む彼女に何処か悔しそうにしながらこほんと一呼吸入れれば彼女と向き合い額くっ付け彼女も照れさせる作戦へと移行し､)

　〜…っふふ､教官ってば普段はあんな感じなのに…｡(照れていないという主張とは裏腹な彼の態度､一瞬合わさった視線もまた直ぐに外される始末では堪え切れず可笑しそうにぷるぷると肩を揺らして意地悪に一言｡)

　て…照れてないよ､そんな事ある訳無いじゃないか｡(顔背け一息入れていれば不意に覗き込まれ身体びく反応示し､否定の言葉告げちらり顔合わせたかと思えば再度背け､)

　……｡(聞こえて来た嬉しい言葉に釣られるようにして彼を見上げたも何処か恥ずかしげに顔を逸らす瞬間を捉えれば目を丸くし｡悪戯心が生まれてはずい､逸らされた視線を追い掛けるように顔覗き込んで｡)──…教官､もしかして照れてますか…?｡

　本当だよ､愛弟子はオレの一番弟子でもある訳だし思い入れは人一倍さ｡(問い掛けに関してこくりと頷き､自身の気持ち伝えるも少し照れくさくなれば少し顔背け､)其に…大好きな人だし｡

　それは勿論､…あの日の事はずっと忘れません｡(当然､と言わんばかりにはっきりとした口調で答えつつ同じようなことを考えていたらしくては思わず笑みが零れ､小さく肩を揺らして｡)…ふふ､本当ですか?｡

　…そんなに思い出す位愛弟子にとっては記憶に刻まれてるんだね｡(彼女から告げられた言葉に自身も目を綴じれば直ぐに思い出すのと同じ事だと思いながら確りと聞き届け､)オレもさ…此処に来ると何時も愛弟子の事思っちゃうから一緒だね｡

　……わ､私もです…｡(愛らしく､そして神々しくも見える姿は何度見ても目を奪われるもので｡少し離れた位置からじ…と熱い視線を送っていたのだが不意に肩を抱かれては胸を高鳴らせて一言｡)…私､教官と大社跡に来ると…初めてクエストに出た日の事をいつも思い出すんです｡

　……やっぱり居たね､愛弟子と一緒に見れて今物凄く嬉しいよ｡(最近は夜に出掛ける事無く久しぶりに見るその姿に感動しながら隣に居る彼女に感謝の言葉告げればそっと抱き寄せて､)こうしてくっつくデートもオレは好きだよ｡愛弟子と居れるのが幸せだしね｡

　……｡(デートと発言した割に何の用意も出来ていない自分自身に嫌悪感抱けばずうん…､あからさまに落ち込んでいたもそうこうしているうちに目的地へと到着｡屋根の上に佇む姿を見付けるなりぱあ…!表情明るくして｡)

　じゃあ…愛弟子の手料理はまた次回って事だね｡(何処か申し訳無さそうにする彼女に大丈夫だと聞かせる為に手握り返し､次回もあると確約すれば発見ポイントへ着き､)