……喜んでいたら其こそ愛弟子に引かれるかも知れないよ｡(納得して貰えたと安心していればぽつりた告げられた言葉に頚振り否定し､然し自身の発言ふと思い返せばそう思われても仕方無いかと何処か納得し､)……もしかしたらテンション高かった日だったのかも知れないね｡

──此方こそ毎回遅くまで付き合ってくれてありがとうね､愛弟子と居るの楽しいから時間もあっという間に過ぎるよ｡またお邪魔する時は何か差し入れ持ってくるよ｡おやすみ良い夢見れる様に｡

　な､なるほど……?｡(以前目にした彼の嬉々とした反応を頭に思い浮かべながら思考停止していたもここぞと言わんばかりに教官らしい言葉を並べられ､捲し立てられてしまえば条件反射のように一言返して小さく頷き｡とはいえ未だに疑いは晴れていなくてはぽつり､小さく言葉付け足して｡)──…私はてっきり､喜んでいるのかと…｡

　／すみません､眠気が来たのでこの辺りで失礼します…｡(目ごし､)今日もお話しして頂いてありがとうございました､教官もゆっくり休んでくださいね｡おやすみなさい｡

　うむ､モンスターも飛び道具使ってくる奴とか居るから反射神経を研ぎ澄ませていれば戦った時に確実に避けれるかなと思ってね｡(疑問符まみれの彼女に対して質問に想像以上に考えられてる説明で返し､少しでも疑問晴れればと思いながらそういう性癖は無いと念を押し､)……だから投げられて嬉しいとかは無いからね､あとは良いフォームで投げれているかの確認もしているよ｡

　え､…｡──…?｡(突然投下された爆弾発言に思考停止､続く言葉も自分を混乱させるものでは頭上には疑問符が次から次へと浮かんで｡数秒の沈黙の後､投げクナイに対する彼の数々の反応を思い出して一言｡)…よ､避ける練習…?｡

　…ふふ､オレと愛弟子の子供なんだから言っても良いんじゃないか｡(話したいと頷けば仕方無いなと思い許可を与えると同時に爆弾発言ぽろりと漏らしその事に全く気付かない様子で頬緩ませ､)ん､オレ以外だと危ないなとは思っていたけれど…避ける練習になるから投げろとは言ってたが……変だったかな?

　話したいですけど…｡(狩猟の腕前に関しては彼が教官をしている時点で分かり切っているもの｡それとは違い先程のエピソードは彼の人柄をこれ以上無い程に表わすものでは大真面目に語り継ぐ､と発言したのにお互い納得が行っていないような言葉返されてはこく､と小さく頷いて｡)怒ったとかではなく､…え?｡あ…危ないとは一応思ってたんですか…!?｡

　……じゃあ､愛弟子は自分の子供に話したいの?(何処か不満そうなの見抜きふと問い掛け､見間違いと言う地雷を踏む言葉述べた後､頬摘ままれ吃驚しながら彼女見つめ､)……ええ?怒るものなのか…｡少し危ないなとは思うけれども…｡愛弟子少し怒った…?

　〜…そういうのは別に良いんじゃないでしょうか…｡(語り継ぐ内容についての指摘を受ければ何処か不満げ､じゃれつくように彼の首筋に顔埋めては大きく深呼吸したもこの期に及んで"見間違え"ととんでもない発言されてはむに…､彼の頬軽く摘み｡)……お言葉ですが､普通の人は投げクナイが飛んで来たら怒ったりするんですよ｡

　…そんな語り継ぐ様な事じゃないよ､もっとほら超大型モンスターを狩ったとかそういう事じゃないとね｡(口付け受けにんまり笑顔見せ､物足りず数度ちゅむり啄む口付け繰り返し､彼女の企みを止めようと試み､)…様子のおかしい事してる覚えは無いんだけどな…皆の見間違いかも知れないよ｡

　〜無理ですよ､後世に語り継ぎたいと思います｡(口付け強請りながら無理難題を押し付けられてはきっぱりと断りつつ慰めるようにちゅ､と優しく口付けてやれば小悪魔という指摘は否定せず流し｡)教官があんまりにも可愛いので｡…それに大丈夫です､様子のおかしい教官には私も､里の皆さんも慣れっこですから｡

　……愛弟子よ､今日の事は忘れるんだ｡(擦り寄る彼女に此方も擦り付き､唇突き出せば此方もして欲しいと無言で求めながら自身の黒歴史消し去ろうと試み､)たまに小悪魔な愛弟子が出る気がするけれど気のせいかな…｡

　う〜ん…､教官は真っ直ぐな方ですから｡(どう転んでもこういった勝負事で師に負ける気はせず､性格がそのまま反映されているのだろうとフォローの言葉入れつつ不意に唇が重なればぱちくり…何度か目を瞬かせ｡直ぐにふにゃ､表情緩めれば嬉しそうに擦り寄って｡)…それにしても､建物って…〜思い出しただけでおかしいです…｡

　…どうしてこうも嘘が下手なんだろ…｡否嘘つかないのは良い事だけどたまには愛弟子に悪戯したいじゃないか｡(くすくす笑いながら情けの助言受け眉下げながらも堂々と悪戯宣言洩らし､密着出来れば嬉しくなり少し顔近付けほんの一瞬口付け交わし小さな反撃見せ､)……そんなオレに対しても優しい愛弟子は愛おしい存在だよ｡

　〜…っふ､ふ…もう少し現実的な嘘をつくべきだと思いますけど｡(彼が受け持っているであろう仕事量､内容であれば幾らでもそれらしい理由は作れる筈なのに口をついて出て来た嘘はあまりにも非現実的で｡そのうえ勝算があると思っていたらしくては堪えきれず肩を震わせて笑い せめてもの助言をしてやりつつぎゅう､背中に腕を回して抱き着き｡)──里の中で嘘つき勝負をしたとしたら､教官かセイハク君が最下位争いをするんじゃないでしょうか｡

　う…今日は勝てるかなと思ったんだけど無理だったね｡(頭撫でられ嬉しそうにしながらも彼女からの問い掛けにぐさり胸に刺さり完敗を認め､そのまま身体抱き締め身体密着すれば布下ろしはふり一息入れて､)愛弟子にはこういう事には絶対敵わないな｡