キャラなりきり板

　久しぶりに迷宮攻略して巡りたいものだね｡まだまだ未知な魔導書が眠っている可能性がある｡…でも流石に一人ではきついか｡前衛を探さないとね｡( 一人呟きうーむ｡ )

　肩が凝った｡できる事なら今すぐにでも温泉に入りたい｡( よいしょとやっとの事で運び入れた魔導具｡はふり一息付くと同時にその場へ座り込み｡ )

　───やっぱり魔法店はいいね｡( 村の古びた魔法店にこれまた何時間も入り浸っていたのか両手に購入したであろう大量の魔導具を抱え乍宿屋に向かって｡ )

　───今日は例の二日にいっぺんの日だね｡( 近くで眠る二日酔いであろう僧侶に掛け布を掛けて遣り｡ )…さてと｡私は魔法店にでも行ってこようかな｡

　───見事に見破られたんだよね｡…流石は生臭坊主｡私達はアルコールを抜かれたってだけで酒には変わりないと思ったんだけどね｡( 酒好きの貴方に対し最早驚きもせず感想告げ"…そう言うもんかな｡"答えては出てきた二本目の酒瓶に呆れ顔晒し｡ )

アルコールを抜く魔法…確か以前、私の酒に掛けた魔法ですね。アルコールを抜いた酒など酒と言えましょうか。味は…まあ、悪くはないですが。
(“やはり酒はアルコールが入っていないと!“と赤い顔をしながら酒瓶を飲み干せば二本目の酒瓶を懐から出して)

　感謝の言葉くらい前から言えていたでしょ｡( 馬鹿にされている様で気に食わないのかちょっぴり視線逸らしむすー｡ )…私はまだ一口目だし､それにさっき飲む前に"お酒からアルコールだけを抜く魔法"を掛けておいたからね｡残念ながら酔っているのはハイターの方だよ｡( 得意気に言えば機嫌取り戻しえっへん｡ )

…おや、あなたが私に礼を言うなんて。もう酔ったのですか?
(礼を言われて目をパチパチさせて驚きながら“アンデッドが巷に出るとは世も末ですね。はっはっは…!“と笑って)

　───そうだね｡あっという間過ぎるくらいだった｡こうして皆と再会して話せる様になったのもハイターが盛り上げてくれたからだよ｡ありがとう｡( それとなく感謝を告げては注がれた酒を早速一口飲み"…生憎アンデッドになるつもりはないよ｡どっかの生臭坊主と違ってね｡"嫌味付け足し｡ )

今でも充分生きさせてもらっていますよあなたのお陰で。
あなたと再会して3ヵ月…あっと言う間でしたね。
(差し出された木樽に酒を注げば“二日酔いには気をつけて“と笑いながら出会った頃を懐かしんで)

　───そう｡それなら今はちょっと迷惑なくらい生きてみたらいいよ｡( 言えば立ち上がり自身も木樽を用意し椅子に腰掛け直しては注げと言わんばかりに貴方の前へと差し出して｡ )───仕方が無い｡一杯だけ付き合うよ｡( 違う意味をも言葉に込めて言えば､珍しく俄かに微笑んでみせ｡ )

……あの子にもう誰かを失う辛さを味わわせたくなかった…。それだけですよ、本当に…ね。
(酒瓶を小さく回して揺れる液体を見ながら眉を下げて)

　それなら矛盾しているよ｡───私が泣いたのはそれも理由の一つかもしれないけれど､フェルンと過ごせる最後の時間を削ってまでして格好を付けたがっていたからね｡…それが大きな理由かな｡( 言うと同時に開いていた魔導書を閉じて｡ )───私もあの時言ったでしょ｡フェルンはもうとっくに別れの準備はできていた｡しっかり別れを告げて沢山思い出を作ってやって欲しかったってね｡

…バレましたか。
(誤魔化すように笑いながら酒瓶を掲げて)

──あの時言ったでしょう?“前より死ぬのが怖くなった“と。勿論、理由はそれだけではありません。あの時はあと少し、ほんの少しだけ大切な人と過ごす時間が欲しかったから。
…私の話をするなら、あなたこそ私が死ぬ前に涙を流してくれましたね。“生臭坊主“じゃなくなったのがそんなに悲しかったのですか?
(貴女の言葉に目を伏せて“あの時“の事を回想しながら時折視線を窓に向けて)

　───夜な夜な此処で飲み明かすつもりだな､この生臭坊主め｡( 冷めた横目で貴方見遣り｡ )…相変わらずだね｡死ぬ間際で酒はやめたとか言っていたくせに｡( )